2009年2月27日金曜日

最近の出来事


 今週は、日本とジャカルタから2人のスタッフの方が視察に来られ、授業を参観してもらいました。11月にも同じようなことがあったけど、今は、毎週授業をやっているので、ずいぶん余裕をもってお客さまを迎えられました。1年生の化学、「物質の分類」の単元で、豆電球や磁石を使って、金属とそうでないものを分ける実験を行いました。私のインドネシア語はいつもどおり滅茶苦茶だったけど、生徒もいつもどおり一生懸命聞きとってくれ、ついでに間違いは訂正してくれるというとこまで見てもらいました…。
 さてさて、話は変わって、今日は任地での移動手段について紹介。学校へは自転車に乗っていっています。ここでは自転車は子供の乗り物と思われているようで(魚や野菜の行商の人は別)、私が自転車に乗っている姿は非常に珍しいらしく、半年経った今でもいろいろな人に声をかけられ(からかわれ?)ます。その分、自転車に乗っている日本人ということで、たくさんの人に覚えてもらっています。
 第2の足はペテペテというのり合いタクシー。小型のバンタイプの車で、庶民の生活になくてはならないもので、市場ででたくさん買い物をしたお母さんたちもよく乗っています。さて、昨日もこのペテペテを利用したのだけど、乗ってびっくり、なんと、先客に山羊さん(1頭)と鶏さん(10羽)が…。横に座ってたIbu(おばさん)の話では、翌日、Ibuの家であるパーティーのごちそうになるのだとか…。毎日、面白いことは尽きません!!

2009年2月6日金曜日

近況報告

 1月5日semester2(2学期)が始まり、早くも1か月がたちました。
今学期は、1年生2クラスを私が、3年生4クラスをカウンターパートが中心になって授業をすすめ、お互いの授業を参観するという形をとっています。
 12月までに、実験のある授業を数回もたせてもらったけれど、自分でずっと受け持つとなると責任も重大ですし準備も大変です。でも、自分で単元の計画から立てることができ、班作りや授業のルールなども自分で決められ、自分のやりたい授業が少しずつ実践できています。
 これまでに「物質の膨張」や「熱量と温度上昇」などの内容を学習しました。ペットボトルの上にコインを載せ、お湯で温めると膨張した空気が逃げることでコインが動くといった簡単な実験でも、生徒は興味シンシンです。でも、なぜそうなるのかといった理由を考えることに慣れていなくて、自分で考える前に「答えは何?」と正解を求めることがよくあります。カリキュラムには難しい膨張率の計算などが出てきて、生徒は理解する前に難しい公式を無理やり覚えるという学習が普通になっているようです。
 これからも、たびたび実験を取り入れて、自分で考える楽しさを味わってもらえたらなと思います。